約 3,515,435 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/467.html
『むかしなつかしゆーどろ遊び』 ゆーどろあきさん原作レイプ注意 6KB ※ゆーどろあきさんの復活に超!触発されて書きました 祝! ゆーどろあきさん復活! ※独自設定垂れ流し 「こいつーっ! どこから入ってきたんだよー!」 「これこれ、どうしたんだい坊や」 居間から聞こえる孫の大声。おじいさんがあわててやってくると、そこにはゆっくりれい むを踏みつける孫の姿がありました。 「れいむはにんっしんしてたいへんなんだよ! だからやさしくしないといけないんだよ!」 言葉の通り、そのれいむは植物型にんっしんしています。 頭から伸びる二本の茎には、鈴なりに実ゆっくりがなっています。ツガイはまりさだった ようで、なっているのは実れいむに実まりさです。 実ゆっくり達はまだ目もあかず、孫とれいむの騒がしいやりとりも聞こえないように微笑 み揺れていました。 「こいつ勝手にうちに入ってきて、ここは自分のゆっくりプレイスとか言い出すんだよ! もう!」 「そうだよ! ここはれいむのゆっくりぷれいすなんだよ! だからばかなじじいはとっ ととでてってね! それからあまあまちょうだいね!」 怒ってれいむを踏みつける孫。ゲスな言葉を繰り返す身重のれいむ。 そんな醜い有様に、おじいさんは悲しくなってしまいます。 「坊や。ゆっくりなんかと言い争うなんておよし。バカがうつってしまうよ」 「だって、おじいちゃん……こいつむかつくんだよ!」 すっかり怒ってしまっている孫におじいさんは困ってしまいます。そのとき、れいむの茎 がおじいさんの目に止まりました。 「そうだ。坊や。ゆーどろ遊びをしないかい?」 「ゆーどろ遊び?」 おじいさんの提案に、坊やは首を傾げるのでした。 むかしなつかしゆーどろ遊び 「こうやるんだよ……よっこいしょ!」 かけ声とともに、おじいさんはれいむから茎を一本引き抜きました。 「ゆあああああ! れいむのあがぢゃんがあああああ!?」 叫ぶれいむをさらりと無視し、おじいさんは引き抜いた茎の根本をティッシュで軽く拭く と、口にくわえます。 「さ、坊や。見ていてごらん。ふっ!」 おじいさんは、おもむろに茎へと息を吹きこみます。 「ゆぶぁっ!」 「ゆびあぁうっ!?」 「ゆびゃばばばばっ!」 実ゆっくり達は破裂せんばかりに膨らみました。真っ赤になって丸々としたその姿はまる で縁日のリンゴ飴のよう。 孫が目を丸くしています。 おじいさんは得意げに、今度は茎をぐっと吸い込みました。 「ゆぷぅ!」 「ゆびゅうっ!?」 「ゆぴゅぷうううううっ!!」 中身を吸われ、しなびていく実ゆっくり達。その様子は軒下につるした干し柿のよう。 孫はじっとおじいさんを見ています。 おじいさんはそんな風に吹いたり吸ったりを繰り返します。 そのたびに実ゆっくり達はにぎやかに騒ぎます。 「ゆぷぅ!」 「ゆびあぁうっ!?」 「ゆぴゅぷうううううっ!!」 本来は成長に必要な栄養を与えてくれる、親ゆっくりとの絆である茎。そこから通常では あり得ない中身の流動を与えられ、実ゆっくりは膨らんだり縮んだりの大騒ぎ。まだ「ゆ っくりしていってね」も言えないくらい幼いのに、悲鳴だけは一人前です。 実ゆっくりの、膨らみ縮む愉快な姿とにぎやかな悲鳴を楽しむ。楽しんだあとは、膨張と 収縮で柔らかくまろやかになった実ゆっくりを食べて味わう。 これがゆーどろ遊び。 おじいさんが子供の頃にこのゆーどろ遊びは大流行しました。植物型にんっしんをした野 良ゆっくりを見かけたらすぐさまむしり、ゆーどろ遊びをするのは町の風物詩でした。 ところが、時代は変わってしまいました。 食べ物で遊ぶのはよくない、実ゆっくりでも野良ゆっくりは不衛生だ――そんな理由から、 ゆーどろ遊びは学校で禁止されてしまいました。 また、ゆっくり加工所の技術が進み、質の高いゆっくりが安価で手に入るようになりまし た。ゆーどろ遊びをするより加工所の製品を食べる方が楽しい――そんな風潮になってい きました。 ゆーどろ遊びは失われた遊びなのです。 おじいさんは昔を懐かしむように実ゆっくりを膨らませては縮ませ、縮ませては膨らませ ました。 「どうだい、坊やもやってみないかい?」 ひとしきりやった後、おじいさんはニッコリ笑って孫にすすめました。 ところが、孫は首を振ります。 「僕、ゆーどろなら『れいむ&まりさ』より『ありす&ぱちゅ』が好きだよ!」 孫の言葉に首を傾げるおじいさん。 孫は冷蔵庫へひとっぱしり。持ってきたのはお菓子のパッケージです。 それを見て、おじいさんは目を見開きます。 「こりゃ驚いた! 加工所製のゆーどろかい!」 パッケージには茎からぶら下がる実ゆっくり――ありすとぱちゅりーが描かれています。 パッケージにも「吸って笑おう吹いて泣かそう! みんなのゆーどろ!」などと楽しい製 品名が書かれています。 孫は早速パッケージを電子レンジに入れてチンします。パッケージを開けば、解凍されふ っくらと茎になる実ありすと実ぱちゅりー。 「吹き込んだり吸い込んだりしていると、ありすのカスタードとぱちゅりーの紫クリーム が混ざっておいしくなるんだよ! 加工所の新製品なのに、おじいちゃんが知ってるから 驚いちゃったよ!」 そして、孫もゆーどろ遊びを始めます。 「ゆばぁ!」 「ゆびあぁうっ!?」 「ゆぴゅぷうううううっ!!」 おじいさんほど慣れてはいませんが、なかなかうまいものです。 おじいさんはゆーどろ遊びを楽しむ孫を見て、胸が熱くなります。 ――ああ、もうなくなってしまったと思ったゆーどろ遊び。それが現代に蘇ったのだ―― おじいさんは愉快でたまらなくなります。 そうなると、ゆーどろ遊びをいろいろ教えたくなります。 「坊や、じゃあこれはできるかな……ぷっ!」 「ゆばばぁ!」 「ゆびゃああっ!」 「れーみゅもうぷくぷくしちゃくにゃいいい!」 おじいさんの絶妙な一息で、実ゆっくり達は風船のようにパンパンに膨れます。あと少し でも吹き込んだら割れてしまうことでしょう。指でつついても危なそうなぐらいです。 「わーっ! すっげー! おじいちゃんすっげーっ! ゆーどろってそんなに膨らませる んだー!」 「ふふふ、まだまだこれからだよ……すうっ!」 今度は一気に吸い取ります。 「ゆっ……」 「ゆゆっ……!」 「ゆぶうぅ……!」 実ゆっくり達の声が小さくなります。おじいさんの熟練の技は、今度は限界ぎりぎりまで 実ゆっくりを吸い尽くしました。それはもう、悲鳴を上げるもの苦しいくらいに。 実ゆっくり達はミイラのようです。 「すっげ! おじいちゃんすっげっ!」 「まだまだこんなものじゃないぞ……ぷっ! すうっ! ぷっ! すうっ! ぷっ! す うっ!」 「ゆっ……ゆっ……ゆっ……!」 おじいさんは限界ギリギリの膨らみ、臨界一歩手前の縮みを連続してやってみました。 ゆーどろ遊びと言えば悲鳴がつきものですが、あまりに激しい膨張と収縮の繰り返しに実 ゆっくり達は声も出ません。 まさに熟練の技、巧みの域。孫も大喜びです。 「おじいちゃんすごいや! 僕にも教えてよ!」 「よしよし、いいぞ。これにはコツがあってのお……」 おじいさんは大喜びに孫に教えます。 かつて、とても楽しんだゆーどろ遊び。失われてしまい、もう二度と新作を目にすること はないと思われたそれが、再びこうして蘇ったのです。うれしくないはずがありません。 二人は仲むつまじく、飽きるまでゆーどろ遊びを楽しみました。 「れ、れいむのおちびちゃんがぁぁぁ……!」 そんな二人ですから、あまりに凄惨な光景に泡を吹いて目を剥いたれいむのことなど、な にひとつ気にならないのでした。 了 by触発あき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 163 バトルゆ虐! ふたば系ゆっくりいじめ 172 とてもゆっくりした蛇口 ふたば系ゆっくりいじめ 180 ゆっくりばけてでるよ! ふたば系ゆっくりいじめ 181 ゆっくりばけてでるよ!後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 199 ゆっくりたねをまいてね! ふたば系ゆっくりいじめ 201 ゆっくりはじけてね! ふたば系ゆっくりいじめ 204 餡小話の感想れいむ・その後 上記以前の過去作品一覧は下記作品に収録 ふたば系ゆっくりいじめ 151 ゆっくりみわけてね! 元ネタ絵 byゆーどろあき 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る いいなー・・・ 俺もゆーどろやりたい -- 2016-08-30 12 54 02 微笑ましいなぁ・・・ 爺ちゃんに酒買って一緒に飲んでくる -- 2014-07-31 13 57 32 うわー俺あんこ嫌いだからちぇんのほうがまだましだ -- 2014-04-10 18 23 22 祭りなんかである吹くと伸びながら笛の音がなるあれのこと? おじいさん無意識なのかわからないが凄い虐待技術だな、汚いのは分かるが食べ物で遊ぶってほどでもないと 思うんだけどな、学校はなんでも禁止にするのが好きだからゆっくりできないよ 本当になんでゆっくりって現実に存在そないんだろうorz -- 2012-12-19 11 22 02 やってみたいw -- 2011-12-27 11 47 33 和むわ~ -- 2011-08-14 12 00 11 いいなぁ。お爺さん嬉しそうだし、和むなぁ…w -- 2010-09-26 18 02 04 楽しそうだ。やりたい -- 2010-09-12 16 53 21 おもしろそう -- 2010-07-16 10 09 34 いいなぁ、これやりたいなぁ -- 2010-06-20 01 32 06
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/699.html
もりのけんじゃのひさく 9KB *駄文です。何故書いた、私。 *自滅系。 *まむまむ描写があります。 *ゆっくりの中でも賢いゆっくりは漢字を使います。 *それでも良い方は読んでくださいませ。 『もりのけんじゃのひさく』 ある村のはずれ。小高い丘の上に、一匹のぱちゅりーがいました。 眉間にしわを寄せ、何か悩んでいるようです。 「むきゅん・・・どうすればあのおやさいさんをたべられるのかしら・・・?」 先ほどからぱちゅりーが見ていたもの。それは村の畑でした。 そこには色とりどりの野菜がたくさん実っています。 ゆっくりにとって、そこはこれ以上ないほどのゆっくりプレイス。 お野菜さん食べ放題の楽園に見えました。 しかし、そこにたどり着けるゆっくりはごくわずか。 (といっても生きて巣に野菜を持ち帰ったゆっくりは0でしたが) 人間は馬鹿ではありません。 何度かゆっくりの被害に遭うたびに畑には色々な工夫がされていきました。 そのかいあって、最近では野菜の被害はほとんど出ていません。 まず、ゆっくりの侵入そのものを防ぐための強固な柵と罠。 そして、それが突破された際の保険として、畑の中心まで食い荒らされないように、 畑の外縁にはゆっくりにとって毒となる唐辛子が植えてあります。 今では畑は(ゆっくり達にとって)難攻不落の要塞であり、 理想郷(ゆっくりプレイス的な意味で)なのです。 ゆっくりたちは困ってしまいました。 「おやさいさんをにんげんさんがひとりじめしちゃったんだぜ!」 「さいきんはあまりごはんがないのに!とかいはじゃないわね!!」 「にんげんさんはゆっくりできないね!あとあまあまちょうだいね!」 「「そうだ!どすならなんとかしてくれるよ!」」 どすは困ってしまいました。 「お野菜さんは人間さんが育ててるんだよ?勝手にはえてこないよ?」 「ご飯がないのは勝手にすっきりして赤ちゃんをたくさん産んじゃったからでしょ!?」 「馬鹿れいむの方が人間さんよりゆっくりできないよ・・・」 「そうだ!森の賢者(笑)、ぱちゅりーならなんとかしてくれるよ!」 「「「ぱちゅりー!!なんとかしてね!!!」」」 「むきゅーーーーーーーーーん!!!??」(ゴパァ!)←クリームを吐いた音 森の賢者(笑)のぱちゅりーは慌てました。 しかし同時に感動もしていました。 いつも、「くちうるさいゆっくり」と言われ、どちらかというと嫌われゆだったぱちゅりー。 しかし今は群れのみんなだけでなく、ドスにまで頼られたのです。 「む、むきゅん! まかせなさい! ぱちゅりーがおやさいさんをてにいれるひさくをみんなにさずけてあげるわ!!!!」 「「さすがぱちゅりー!!もりのけんじゃだね!!」」 「何言ってるのーーー!!? そんなごどじだら人間ざんに殺ざれじゃうでじょーーー!!?」 そして、ぱちゅりーはその秘策を考えるために丘の上までやってきたのでした。 何かドスが言っていた気がしますが、調子にのったぱちゅりーには聞こえていませんでした。 「むきゅん・・・やっぱりあのさくさんがじゃまね。 あれさえなければおやさいさんはかんたんにてにはいるわ!」 ぱちゅりーの頭の中で徐々に作戦ができあがっていきます。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・むきゅん!ひらめいたわ! やっぱりぱちゅりーったらもりのけんじゃね!!! むきゅきゅきゅきゅ(笑)」 その瞬間、確かにぱちゅりーの頭の上に「む?ん!」の文字が見えたのでした。 次の日。 ゆっくり達は昨日ぱちゅりーがいた丘の上に集まっていました。 心配そうなドスの姿も見えます。 「もりのけんじゃ、ぱちゅりー!!! ひさくさんをちょうだいね!!」 「むきゅきゅきゅきゅ、あわてないのよ! ・・・こほん、それではひさくをさずけるわ!! どす!! こっちにきてね!」 「ゆぅ? ぱちゅりー、いったい何を・・・」 「・・・・・パチェサン!!」←かけ声 「ぐぼぅ!!!」 なんということでしょう。 ぱちゅりーは賢者(笑)のくせにその無駄に鍛えられた髪を使い、 ドスの長い間使われていないまむまむをくぱぁ、と開いたのです。 「「ぱ、ぱちゅりーーーーーー!!!???」」 「んほーーーー!!むしゅうせいだわ!!」 「むきゅん!だいじょうぶよ! これがひさくよ! さ! いちばんにおやさいさんをたべたいのはだれ!?」 ぱちゅりーが群れのみんなに問いかけますが、みんな動きません。 ドスもショックが大きかったのか目を白黒させています。 あたりまえです。 秘策を授けると言いながらもぱちゅりーのしたことは ドスのまむまむをくぱぁしただけ。 これのどこが秘策なのでしょう? 「ぱ、ぱちゅりー、ちゃ、ちゃんとせつめいするんだぜ!」 「むきゅん?」(ぎらり)←血走った目が光った音 「ゆびぃ!? ぱ、ぱちゅりーさん!おばかなまりさにせつめいしてください!おねがいします!」 「むきゅん・・・しかたないわね」 ぱちゅりーの説明はこうでした。 ゆっくりの胎生出産は、体内の赤ゆをまるで射出するように出産します。 その飛距離はうまく飛ばせばゆっくりが飛び跳ねる距離よりも長いのです。 「ゆぅ、それはわかるんだぜ、ぱちゅりー・・・でもどすにあかちゃんはいないのぜ?」 「むきゅ、そんなのしってるわよ ここからはせつめいするよりじっさいにやったほうがいいわ ・・・れいむ、こっちにたちなさい」 「ゆぅ? ここ?」 「そう、そこでいいわ・・・・・・パチュサン!!」←かけ声 「ゆびぃ!」 「ゆふん(ハート)」 なんとぱちゅりーはれいむをドスのまむまむに挿入してしまいました。 「「ぱ、ぱちゅりー!!!??」」 「・・・・・・・いいなぁ・・・とかいはだわ・・・」 「さ! どす! いまはいったれいむをしゅっさんしてね!!」 「ゆっ!? ゆっ!? ゆっ!?・・・ゆっゆっゆ・・・ゆーーーーーーーーー!!!!!」 ボンっ!!! 「ゆぅーーーーーーーーーーーーーーーん!!おそらをとんでるみたいーーーーーーー!!!」 なんとういことでしょう。 どすのまむまむに挿入されたれいむがまむまむから空高く撃ち出され、 そのまま放物線を描き、柵の向こうに消えたではありませんか。 「「す、すごーーーーーーーーーーーい!!」」 「しゅっさんぷれい・・・!とかいはだわ!」 「これがひさくよ!! こうやってさくをこえて、なかからおやさいをとってくるのよ! それだけじゃないわ! さくのなかにはいったゆっくりときょうりょくしてそとからせめこめば にんげんさんをはさみうちにしてあのむらをわたしたちのゆっくりぷれいすにできるのよ!!!」 「「ゆぅーーーーーーーーー!!??」」 群れのゆっくりは驚きました。 お野菜さんだけではなく、あの村も手に入れられる。 ぱりゅりーはそこまで考えていたのです。 「「さすがぱちゅりーーー!!もりのけんじゃ!!」」 群れのみんなは喜びました。 そうと決まればあとは行動するだけです。 「ゆひー、ゆひー、ゆひー・・・」 「さ、どす。どんどんいくわよ!!!」 「やべでーーー!!もう挿入(い)れないでーーーー!!!堪忍してぇーーー!!」 「むきゅん!そのうちよくなるわ!! いやよいやよもすきのうちよ!!」 「ゆぅ・・・ぬめぬめするんだぜ・・・」 「あふん!!」 ボンっ!!! 「つぎはちぇんだよ~!わかってね~!!」 「駄目なのに!!」 ボンっ!!! 「れいむはしんぐるまざーなんだよ!あかちゃんといっしょにいくよ!」 「「いきゅよ!!」」 「感じ!!」 ボンっ!!! 「あぁ・・・これが、どすの、まりさの!なかなのねぇえええええ!!」 「ちゃう!!」 ボンっ!!! 「あったかいなり・・・」 「へう゛んじょうたい!!」 ボンっ!!! 「むきゅん、こんなもんかしらね」 「ゆ・・・ゆふふふふ・・・ドス・・・汚されちゃったよ・・・・」 丘の上には半数くらいになった群れのゆっくりと真っ白になったドス。 「さぁ、みんな! けいかくのだい2だんかいよ! むらをせめるのよ!!」 「「「ゆっゆっおーーーー!!!!」」」 ぱちゅりーの号令のもと、雄叫びを上げながら村に跳ねていくゆっくり達。 その頭の中には、ゆっくりとした未来しかありませんでした。 「ゆぎゃあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 「ゆべぇ!!!??」 「どがいばーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 「む、むきゅん!!!???」 ぱちゅりーは目の前の光景が信じられませんでした。 群れのみんなが、人間さんに潰されているのです。 人間さんはなぜか、全身餡子まみれでした。 中には数人、カスタードまみれだったり、チョコまみれだったり。 「てめぇら! これ! は! なんの! いやがらせ! だ!」 「頭に当たって、首が痛ぇだろうが!!!」 (むきゅん!!?? なんで!? さっきうちだしたゆっくりたちはどうしたの!!??) ぱちゅりーは気づきませんでしたが、 よく見れば村の中には丸い餡子だまりや、カスタードだまりがありました。 それはまるで餡子の入った袋を高いところから落とした炸裂させたような・・・。 「「ひゃっっはーーーーーーーーーーーーーーー!!! 皆殺しだー!!!」」 「ぱちゅりーーーー!! だずげでねーーーーーーーーーーー!!!」 「ど、どす!! なにしてるの!? どすすぱーくをうつのよ!!」 ぱちゅりーは後ろを振り返りますが、そこにドスはいません。 ドスは汚されたショックで、まだ丘の上で放心状態だったのです。 「むきゅーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!???????」 ぐしゃり ぱちゅりーの秘策。 その最大の欠点はぱちゅりーが着地のことを全く考えていなかったことでしょう。 運良く着地に成功したゆっくりも、 真っ先に畑に植えられている唐辛子を食べてしまい永遠にゆっくりしていたり、 他のゆっくりが炸裂する音で外に出てきた人間さんに潰されたりしていました。 まぁ、仮にすべてのゆっくり達が着地に成功したとしても ゆっくりが人間さんにかなうはずがありません。 結果はどちらも同じだったでしょう。 ゆっくり達の未来は全滅以外なかったのです。 こうして、馬鹿なゆっくり達が減った群れは 心とまむまむに傷を負ったドスの元、無事に冬を越すことができたのでした。 めでたしめでたし。 *最後まで読んでいただきありがとうございました。 *すいませんすいません。最悪のネタチョイスかも・・・。 *ありすはふりーだむでかわいいなぁ・・・ *てんたくるさんとか書きたいなぁ・・・ *今まで書いた物* 『ふたば系ゆっくりいじめ 272 おねぇさんのゆっくりプレイス』 『ふたば系ゆっくりいじめ 289 詰める』 『ふたば系ゆっくりいじめ 290 れっつびぎん』 『ふたば系ゆっくりいじめ 307 ぱぺっとショウ』 『ふたば系ゆっくりいじめ 313 おねぇさんのゆっくりプレイス・2』 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 畑被害と言っても、実際ゆっくりが食べられる野菜って、トマトやキュウリとかだろうな~ 根菜は掘らないとダメだし、ツル植物の野菜は分厚い皮で覆われているし。 -- 2018-01-16 18 42 24 ↓たいゆっくりならそれなりに強そうだが諸刃の剣すぎる・・・ -- 2016-07-22 15 13 29 ゆっくり大砲 ドスのまむまむによってゆっくりをうちだしドススパークに続く第2の遠距離攻撃を可能にした 着弾時にゆっくりは破裂、体力を失う同時にドスの精神と気力も削る 威力は皆無といっていい開発者は馬鹿ゆっくりパチュリー -- 2012-07-08 16 44 31 森の賢者(笑)wwwwww -- 2012-03-24 12 22 58 ぱちゅリーだけは家にくれば可愛がってやるのに。 もちろん性格矯正した上で。 -- 2011-11-12 06 26 43 さwすwがwぱwちwゅwりw-www -- 2011-11-02 23 19 27 どすは許されたのかww さすがの虐待お兄さんも気の毒がって襲わなかったのかなー? 賢いゆっくりが残って良かったね。めでたしめでたし -- 2010-10-04 20 26 05 ゆん斗ゆっくり砲弾! -- 2010-07-31 23 10 04 空高く撃ち出され でオチがわかったww こういう馬鹿ネタも好き -- 2010-07-27 14 32 28 途中でオチが読めた。 -- 2010-07-07 08 17 56
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2091.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 999 ゆーSB/コメントログ」 つまんね。 -- 2010-06-16 03 31 59 しょうもない。 -- 2010-07-11 01 02 36 逃がしたのか?まずいだろ常識的に考えて ただ、流出して困ることをスタンドアロンのPCで行っていた事は評価できるが -- 2010-08-26 00 03 36 リモートコントロールゆっくりは面白そうだったなw こいつら操作して戦いあうゲームとか流行りそうだ -- 2010-12-03 21 17 34 pcに逃亡か……面白いなw 電源切っても生きてるのかな? -- 2011-09-08 17 04 06 ホントいい加減な奴らだなw -- 2011-09-09 20 40 56
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1928.html
甘味処 ゆうか~聖戦の巻~ 4KB パロディ 調理 現代 小ネタで時期ネタです、ゆっくり分少なめかも? 甘味処 ゆうか~聖戦の巻~ マーラーあき 過去書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 716 中華料理店 麻辣 ふたば系ゆっくりいじめ 726 16匹の子まりさ 甘味処 ゆうか ふたば系ゆっくりいじめ 806 16匹の子まりさ11/16 ふたば系ゆっくりいじめ 820 私立! 亜瑠徒中学校野球部 ふたば系ゆっくりいじめ 832 私立! 亜瑠徒中学校野球部~マネージャー編~ ふたば系ゆっくりいじめ 847 美味しい水羊羹の作り方 ふたば系ゆっくりいじめ 895 ゆっくり童話~まりさ太郎~ ふたば系ゆっくりいじめ 909 ちょっとした憂さ晴らし ・しつこく小ネタです・・・この次は子まりさsの続き(になるといいなぁ・・・) ・前作の会社員は間接ちゅっちゅしてません、缶コーヒーの中身をこぼす様に飲ませた・・・って事で一つ ・どおせ自分は貰える立場じゃないさね・・・う、羨ましくなんてないんだからねっ!!(ぶっちゃけ甘いの苦手だし) ・記念すべき(?)10作目がしょーもない時期ネタ・・・でも後悔はしない! ―――2月14日 今日は聖・バレンタインデー 全ての菓子屋、甘味屋からチョコが飛ぶように売れる掻き入れ時。 それはこの甘味処 ゆうかとて例外ではない。 大抵の場合店の入り口付近で包装済みチョコを店頭売りするけれどこの店ではそんな事はしない むしろこの時期だからこそ出来る当店ならではのサービスで勝負を挑む。 そのサービスとは・・・これ 〔今日来店して頂いた男性客限定サービス! 五千円以上の飲食をなさって頂いた方全員にゆうか(胴付)の手作りチョコをプレゼント〕 因みに当店のメニューの平均値段は800円前後である。 はたから見ればボッタクリだと言われるかもしれない・・・私だってそう思う。 しかし、この町にはゆうかファンの鬼井山が大勢いるのだ。 絶対行きますと言う物は居たが反対する意見はなかった ただ一人(弟)を除いて・・・。 ―――前日の事 お菓子会社の陰謀に合わせたサービスの為の企画を説明 ついでに当日は1階も甘味処のお客を入れる為に休業しろと言いに来たら・・・ 「何で明日休業しなきゃいけないのさ・・・」 いいじゃない、最近ランチタイム過ぎたらお客来ないんでしょ? 「いや、だからってさ・・・」(ゴキッゴキキッ(指を鳴らすだけで殴ってません)) 「・・・ゴメンナサイオネエサマ、イウトオリニイタシマス」 ん、宜しい ついでに明日用のチョコの仕込み手伝って頂戴。 「ウウ・・・分かりました(泣」 この日の為に仕入れた親ちぇん50と子ちぇん250 キッチリ虐めて甘味を増やしておいてね、朝までに。 「ちょっと待ってくれ・・・こんなにか?」 そおよ?文句あるの? 「いや、文句はないけど・・・」 チョコの甘味が増えるなら方法も生死も問わないから、しっかりね。 「へいへい・・・」 (虐待風景省略ゴメン・・・) 「からいよぉぉぉぉぉ!わからないよぉぉぉぉおぉおおおおおおお!!!」 「おめめいたぃぃぃぃぃいいいいいいい!」 「まわりがあかいんだよーーーーーー!わかってねーーーーー!!」 「おくちがいたぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」 「あんよがあついよぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおお!!!!」 『も゛お゛お゛う゛ぢがえ゛る゛ぅーーーー!わ゛がっでね゛ぇーーーーーーーーーー!!!』 こんな言葉が朝まで響き渡っていた・・・。 ―――開店 扉を開けると同時に男性客が押し寄せた。 弟は子ちぇんのチョコクリームを絞り出しながら聞いてくる 「ッグェェェェェェェ、エレエレ・・・」 「所で姉さん、ゆうかの手作りチョコってのが見当たらないんだけど?」 私は親ちぇんのチョコクリームを型に流し込みながら答える。 「わ゛がら゛な゛いよ゛ーーーーーー!ッヴォェェェェェェェェェ・・・」 ああ・・・それなら冷凍庫の中よ 「おいおい・・・何で冷凍庫に」 そりゃ1週間前から準備してたからね・・・冷凍しないと持たないのよ まあ私が作れば昨日の内に出来て冷蔵庫で良かったんだけど。 「おそらをとんで・・・(ギューッ)ッブ、オェエエエエエエエエエ・・・」 「そこまで本人の手作りに拘りますかい・・・」 「たすけてねー!わかるで・・・(口に指突っ込んで2つに割る)あがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 あんただって肉や野菜やラー油に拘ってるでしょ? 似た様な物よ。 「・・・ですね」 そしてラストオーダーも終わり・・・ この日の売り上げは280万ちょい イベントは成功したと言っていいだろう。 1週間がかりで用意したゆうかの手作りチョコ1800個も全て消えた・・・ 恐るべし鬼井山・・・ いやー、今日は悪かったわね・・・ 手伝って貰っちゃって 「いや、いいんだけど・・・(ゼェ、ゼェ)表、出ていいか・・・甘ったるい匂いで吐きそうだ(ッグ、ップ)」 ああ、はいはい ごゆっくり・・・。 相変わらず甘いの苦手なのねぇ・・・ 子供の頃から一杯食べさせ過ぎたせいかしら? 「あ、あの・・・お兄さんは?」 ああ、ゆうかもお疲れ様。 あいつは今表で吐いてるわ・・・ 「あ、分かりました・・・ちょっと行ってきます」 はいはい、頑張ってらっしゃい 人間とゆっくりで・・・しかも甘いのが苦手な弟が相手じゃ上手く行くとは思えないけど・・・まあ応援してやるのが姉の務めよね、うん もっともゆうかの気持ちを踏みにじったら全身の骨砕いて捨てるけど。 ―――10分後 よーし、戻って来たわね じゃ、皆で呑みに行くわよ! 「今からかよ!」 「これからですか?」 いいじゃないの、今日なら奢ってあげるわよ? 「行かせて頂きます」 「お兄さんが行くなら私も」 ん、宜しい。 そして最後の掃除は新婚ホヤホヤのバイト1人に任せて弟、ゆうか、私は呑みに行った どうせ明日は害虫駆除で休業だし、呑みすぎても大丈夫。 「いいかゆうか、姉さんが呑み過ぎない様に気を付けるぞ!」 「はい、お兄さん!」 ~~Fin~~ ・今まで書いた中で一番短い気がする・・・でも気にしない! ・指摘があったので批判うんぬんは今後なしで、お好きな様にご意見を下されば幸いです トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 想像してたのと違うじゃないですかー!やだー!! -- 2011-11-08 10 24 51 ゆうかとお兄さんのイチャイチャラブラブシーンはどこへ行った?すぐに書いてね!たくさんでいいよ!自分がもらえなくて書いててチョコ涙を流すかもしれないけど書いてね! -- 2011-02-21 20 13 28
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2114.html
男と、人外と、鬼井山と、饅頭。 オリキャラ、俺設定注意。 作者は、東方の世界観を知るものを原作、同人誌以外に持ってません。すみません。 作者は文才が無いので語彙等が少ないです。すみません。 虐待に入るまでがながいです 創想話に投稿した方がいい程かもしれません。すみません。 それでもよろしいと言ってくださるならどうぞ。 其の男は、幻想郷が出来る前から生きていた。 其の男は、父親と二人で農作業に励み、明るく生きてきた。 其の家族は、幻想郷の土台となる京の地に住んでいた。 其の家族は、当初、困惑した。 朝起きて家の外をみたら少ない家々。それと広大に広がる森、大地 男の父親は、喜び、叫びを上げた。「古き良き日本の地だ! 忘れ去られた日本の地だ!」 其の家族が、この地が元の世界と隔離された幻想郷だと知るのは。随分と後の事になる。 其の家族は、とても幸せに農業をし、生活を営み、自然とふれあい、人外と戯れた。 其の家族が住む村は、数回、人間を快く思わない人外と、妖精や、自然に襲われた。 其の家族は、屈強な体と、蓄えた知恵で、村を襲うもの、仲の良い者を苦しめるものを除けて幸せに暮らした。 其の家族の、最後の日は簡単に来た。 母親が老衰で逝き。父親は最後まで肉体労働で倒れ、疲労で逝った。 其の家族が住む村は、男の家族の死去を大層悲しんだ、村全体で葬式を上げた。人外も追悼の為に争議を訪れたほどだ。 其の男は、家族が死去してからも、農業を営み、それなりの幸福を暮らした。 其の男は、やがて老いを知る歳になった。 それでも農作業や、村の守人をやめなかった。 其の男に守られる村は、その男をいたわり、家で休ませた。 其の男は、「自分は最後まで除ける者でいたい。」そう思ったが、体は自由には動かない。 其の男の体は、老いと言う病が押し寄せてきた所であった。 其の村の、上空に人外の影一つ。 其の人外は、その男を不憫に思った。 其の人外は、その男の事を思うと、不思議と助けたくなり。 幸せな一面を見ると自分まで幸せになった。 其の人外は思った、「そうだ。彼を、永遠に歩むものにすれば、彼も幸せかもしれない。」 其の人外は、自分の閃きを褒めた。後々に後悔するとも知らず。 其の男は困惑していた、肉体が若い頃より動くし、頭の回転も良いのだ。 其の男は、大声を上げて狂喜した。「又村を守れる。又除ける喜びを味わえる。」 其の男は、長い村守の中で、精神が病んでいた。 其の男が住む村は、その男の決意を見て。傍観を決めた。 其の男は、長い年月の間。人が死のうと。村の住民が居なくなろうと村を守った。来る人も妖怪も追い返した。 其の男は、長い年月の間で、戦い方を覚え、弾幕を覚え、剣を得、剣技を覚え。自分の力とした。 又、其の長い年月の間で、幻想郷は大きく変わった。 人外達で、月に攻め込み。 人外達が、異変を起こし。 阿礼も転生を繰り返し。そして、今の幻想郷になった。 其の男は、過ぎる年月をものともせず。永遠と村の入り口に立ち続けた。 其の、村だったものは、高い外壁に、他の場所からは出入り出来ないように、覆われていた。 其の男は、今日もたち続け。『そのとき』が来た。 其の男は、朝から困惑していた。 門の前に喋る生首が居た。 其の男は、攻撃の意思を見せ、生首を追い返した。 其の男は、昔よく、顔を合わせた人外を見つけた。 最初で最後のサボりをし。人外に声をかけた。 其の男と人外は、仲の良い幼子のように笑い合い。今の状況を話し合った。 其の人外は、男に現状すべてを話した。 ――博麗のこと、自分のこと。冥界のこと。他の里のこと。男のこと。いままで起こった異変のこと。最近、ゆっくりなる生首が出没していること。それに注意しろということ。 其の男は、あの生首が饅頭だと言うこと、今の自分は不死だということ。それを知った。 其の男は、悲しみはあるが、落ち込みはしなかった。 其の男はこういった、「此処を守って自分の寿命でもまってみる」 人外は笑った、「八雲の大妖の言う事を信じられないの? 不死だから寿命なんて無いわよ」 其の男はこう返した、「気分の問題と言うことだ。あと、ここでまってれば饅頭も死ぬまで食べられるらしいしな。」 男と人外は笑った、そして、どちらからでもなく、別れを告げ、ひと時の雑談を終えた。 其の男は、顔に邪気の無い笑みを浮かべ。門へと戻った。 其の男はうろたえた、門の前にゆっくりが大群で居て。村に入ろうとしていた。 饅頭の大きさや形はさまざまだった。 一番大きいのが3メーター近く。帽子をかぶった饅頭とリボン付き饅頭などが居た。 その饅頭は気付いた、門の前にいた人間が自分達の後ろに居る事に。 其の一番大きな饅頭は声を上げた。「ゆゆっ!ゆっくりしていってね!」と 男は嫌悪感を催した、いままで撃退して来たどの悪人よりも気持ち悪い、下衆だと心の中で罵った 其の男は最初で最後の忠告を口にした。 「一回だけ言う。体を後ろに向けて。そのまま前進しろ。 さもなくば殺す」と 其の男は、得物の両刃刀を構え。切先をゆっくりに向けた。 其の饅頭は、不幸なことにも、其の忠告を無視し。男を罵り、嘲笑った。 「ゆゆっ!おじさんにまりさがころせるわけないでしょ?ば か な の ?w」 と 男は、忠告を無視した哀れな饅頭、の近くに居た小さな月の付いた帽子をかぶった饅頭を突き刺した。 其の饅頭は奇声をあげ、じたばたともがいている。 「むぎゅん!むっぎゅん!やべでね!ゆっぐぢごでぬいでね!!!」 其の近くの饅頭は泣きながら奇声を張り上げた。 「ゆぎゃぁああああああ!!!ばじゅでぃー!ばじゅでぃーがじんじゃうよぉおおお!!ゆっぐりやべでね!」 『どぼじでごんなごどずるどぉおおおお?!』 大きな饅頭と、群れている饅頭がそう叫んだ 突き刺された饅頭は哀れだった、男の得物の両刃等は、よく使われてたために。刃がもう無いに等しい。 切るのではなく、突く、叩く。潰す。というものになっていた。 なので、普通の人間なら、苦しみ、逃げただろう。 だが目の前のは饅頭だ、その中で突いた饅頭は一番脆い饅頭だ。 「ぼっど。でゅっぐり。じだがっだ・・・」 男は、少し苦い顔をしていた。殺してしまった悲しみでも、叫び声でもなく。 間食を潰してしまった。 という思いからであった。 「・・・脆い饅頭だな。饅頭なら饅頭らしく喰らわれて居れば良いモノを」 「ゆぅううううううううう!?ばでぃさ、ばんじゅうじゃだいよぉおおおお!!」 『どずー!ごのおじざんざっざどごどしでよぉー!』 男は苦笑いを浮かべた。聞き取れない騒音にではなく、何故逃げない。という思いからである 「ゆぅううう!!もうおごっだよ!!ゆっぐり、じねっ!」 大きな饅頭が口を開けたと思ったら、其の口の中の茸から閃光が迸った、かにみえた。 「ゆ・・・っぐり?」 『なんでどすすぱーくがでてないのぉおおお!?』 理由は至極簡単であった。男が茸を取り出していた。そして食していた。 「・・・・まず過ぎる・・(CV 大塚明夫)」 「ばでぃざのぎどごがぁあああああ!!」 『どずのやぐだだずぅううううう!!』 「どぼじでぞんなごどいうどぉおおおお!!」 男は吐き気を抑えつつ。八つ当たりをはじめた。 「糞不味い茸食わせやがって・・・・・饅頭は饅頭で食われてればいいんだよ!!!」 いつもの、「撃退する用」の弾幕(数が多く、威力がさほど大きく無い。パチュリーが潰れる程度)を張った 「ゆ、べべっ、べべべべべべべべべべっ、べべべ、べべべっ! もうやだ!おうtゆべべべガリッ ゆえぇええええ!!舌噛んdゆべべべべべべべべべべべべべべっ!!」 『ゆべべべべべべべべべべべべべっ うわぁああん!いたいyゆべべべべべべっ!』 男は顔を歪ませていた、うっわぁ。饅頭に舌ってあるんだぁ。 というどうでも良い思いからであった。 「おじざぁあん!!ぼうやべでぇえええええ!!」 男は思った じゃぁ帰れよ。と それを伝えて間食を逃すような間抜けでは無いため。暇つぶしもかねて小さい饅頭から食べる事にする。 #其の間も弾幕を張っていて 、ゆっくりはゆべべとしか言わないため、いじめられているゆっくり以外の声は表記しないこととする。 「さぁ。まずこの饅頭からでいいかなぁ。っと」 「ゆゆっ!おじさん!ここからにがしてくれるんだね! にがしたらゆっくりしn」ベリッ その皮をはぐようなおとは。男がつまんでいたリボンがゆっくりが暴れて破れた為である 「ゆゆっ!ゆっくりおち・・ゆげぇっ!」 ゆっくりは地面に、ディープキッスをする羽目になった。 「ゆえぇえええん!ゆえぇえええええええ・・ん?」 男はそんなことは気にせずに。近くに流れている川(比較的綺麗な、それでいて年中冷たい)から汲んだ水で饅頭を洗った 「ゆゆっ!つめたいよ!ゆっくりやめてね!」 そんな声は気にせずに水を拭いて。綺麗になったら、男は一言、ポツリといった 「頂きます。」 パクリ 「ゆっぎゃぁああああああああああああ!!!でいぶの!でいぶのずるずるのぼっべだがぁああああ!!」 ずるずるじゃなくてつるつるって言いたいんだろうなぁ。と思いつつもう一口ほうばった そして男は気付く あ、この饅頭、痛みを与えると甘くなる? 心なしか。張っていた弾幕の密度が濃くなった気がする ぱくぱくぱく。と食べ終えた男は心の中で「こんな量食えねぇよなぁ。どうしようかなぁ。」と考えていた。 其のときである。遠方から「ヒャァアアアアアアア!!!!!」という声と共に走ってくる青年を見たのは 門に来るか?と得物を構えた瞬間、青年は地を蹴って宙に浮き、体を回転させながら大きい饅頭にけりをかました 「ゆべべべべゆぎゃぁべべべべべべべべべ!!!」 「ヒャァ!虐待dあばばばばばば」 あ、弾幕の被害にあってる。 一部分の弾幕を薄くし。その青年を引っ張って忠告をした。 「一回だけ言う。体を後ろに向けて。そのまま前進しろ。 さもなくばあの饅頭と同じ目にあわせる」 其の青年は、とてもあわてた声で 「いや、ちょっとまて、後ろの町みたいなのには興味ない、 それはともかく、ゆっくりイジメさせてください。饅頭下さい。」と言った 男は考えた、一瞬、村をどうでも良いと言った青年を刀の錆にしてくれようかと思ったが。 良い案が出たので。とどまった 「俺の監視下、それで無事で甘い饅頭を少し分けてくれる。というのなら許す」 意訳を当てると饅頭食べたいけど片付けるのだるい。頼んだ。 である。 青年は嬉々としてこう叫んだ。 「ヒャァ!虐待だぁ!」と。 男は言葉を返した 「終わったら帰れ 二度と来るな」 青年がこの大量の饅頭を一つ残らず潰し、男の弾幕を喰らうのは又、別の御話。 え?もうごはんー? ちょっとまってよらんー。 あぁっ!やめて!夕食にゆっくりゆかりんだけは出さないで!!いまいくから!! あとがき まず最初に謝罪を。 前半シリアス。後半カオス。 後半になるにつれ俺のテンションも下がってgdgdになってますね。すいません ご都合主義万歳過ぎますね。すみません。 虐待鬼井山に頼りすぎですね。面目無い。 虐待薄すぎですね・・・・。一遍死んできます。 てめーさんに文句を言うためだけに此処までスクロールしたぉ。一遍死ね。っていうレスでもなんでも受け付けます。 いっそ罵ってください 文才の無い馬鹿だと。構想すら練れないカスだと。 もう正直うp報告する気にもなれない品物なのでうp報告しません。 処女作がこれだよ!! 作者から全ゆっくりへ。 ゆっくりすんなよ、虐待されろよ、むごい死に様待ってる。愛してるぜ。 もし次があるならカオスなものを目指します。むしろ今からネタをつくります。 半年ROMってる人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/372.html
ちぇんの素晴らしきゆん生 17KB 『ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね』おまけその2。 「D.O先生・・・ちぇんが読みたいです。」と涙ながらのコメントがあったので、 シャブ漬けちぇんの後日談を少々。まあ、単純に後日談と言っていいかはわからないですが。 結構色々考えながらSS書いてるんですよ、一応。 『ちぇんの素晴らしきゆん生』 D.O 暖かな日差しとさわやかな風。 春の心地よい気候に、町のゆっくりも束の間のゆっくりを味わっていた。 多くのゆっくりたちは、おちびちゃんと、つがいと、家族たちと一緒に、 日向ぼっこやむーしゃむーしゃを楽しんでいる。 しかし、ちぇんは一人ぼっちだった。 ちぇんの両親は、長く厳しい冬を乗り越えて、ようやく春ごもりに入ろうと思った矢先、 例年より早く森から大挙押し寄せたレイパーありすによって、殺されてしまったのであった。 ちぇんは、絶命する寸前に母ちぇんが産み落とした唯一匹の赤ゆであった。 両親が残してくれた豊富な食糧によって、体はすくすくと育ったが、 誰からも愛されることなく幼少期を過ごしたちぇんが、 ゲスまりさの甘い囁きに引き寄せられたのもやむを得ないことだろう。 「ゆふーん、ちぇんはなかなかゆっくりしてるのぜぇ。」 「ゆ、そ、そうなのー?」 「そうなんだぜぇ。でも、まだまだゆっくりできるのぜぇ! まりさのいうとおりにしたら、ちぇんはこうえんのにんきものなのぜぇ!」 「わっ!わかるよー!」 「このしろいこなさんなのぜぇ。 こいつをすえば、ちぇんはさいこうにゆっくりしたゆっくりになるのぜぇ。」 「ほ、ほしいよー。」 「はじめてだから、ただであげるのぜぇ。 つぎからはあまあまか、おうちのざいりょうになりそうなものとこうかんなのぜぇ。」 「わっ、わかったよー!」 悪魔のささやきとともに手に入れたのは、葉っぱに包まれた一さじ分の小麦粉だった。 ゆっくりが小麦粉を吸引すると、同じ原料である肌へと急速に吸収されて、肌の厚みがツヤを増す。 それに炭水化物自体がゆっくりにとっては最高のご馳走である。実際ちぇんはゆっくりできた。 それから3日後。 「まりさー。しろいこなさんがほしいんだよー。わかるー?」 「ゆふん。じゃあ、あまあまさんか、おうちのざいりょうをもってきてるんだぜぇ?」 「これだけだよー。わかるねー?」 「ゆへん。これだけじゃあしろいこなさんはあげられないのぜぇ。」 「わからないよー。もうげんかいなんだよー。すこしでいいからすわせてよー。」 「んじゃあ、このこなさんをほかのゆっくりにうってくるのぜ。たくさんうれたらちぇんにもあげるのぜ。」 「わかったよー。」 小麦粉はゆっくり出来る。ただし、量が過ぎれば毒性と依存性が表に顔を出す。 小麦粉は肌の厚みを急激に増大させる。運動に支障をきたすほどに。 また、厚みを増した肌は、体内側では餡子のあるべきスペースを圧迫し、知能とスタミナの低下まで招く。 なぜ、依存性が異常なほどに高いかは不明だが、パスタ料理など食べても平気なところを見ると、 砂糖や小麦粉のような、混じり気の少ない炭水化物が依存性を持つようだ。 確かなことは、もはやちぇんはまりさの言いなりだということ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「みょんー。このしろいこなさんをすうといいよー。」 「・・・その白い粉さんを欲しがってるゆっくりが、たくさんいるとこ知ってるみょん。」 「わっ、わかるよー!」 「ついてくるみょん。」 ビルの間、深い深い路地裏のスペースに彼女たちは居た。 「ここだみょん。」 「わかるよー。みんなもしろいこなさんをすっていいよー。しょかいはただなんだよー。」 「・・・当たりだみょん。でかしたみょん。」 「わ、わかるよー?」 「お前が最近白い粉さんをみんなに配ってるんだな、みょん。」 「?」 「みょんたちは、白い粉さんで、ゆっくりをゆっくりできなくするゆっくりを捕まえてるみょん。」 「わ、わからないよー。」 「いもづるだみょん。くろまくの所まで連れて行ってもらうみょん。」 みょんたちは、最近たちの悪いゆっくりが、白い粉をみんなに吸わせて奴隷のように扱っていることに気づいて 町を守るために立ち上がった、ゆっくりによるゆっくり達のための自警団である。 ゆっくり以外にはほとんど無力だが。 路地の外では轟音と暴風が荒れ狂う中、ちぇんはみょんの拷問にあい、 もともと守る義理も無いこともあり、あっさりと黒幕のゲスまりさのことを話したのだった。 「・・・まりさなんていないみょん。」 「おうちがなくなってるんだよー。わかってねー。」 「さては感づかれたみょん。おうちがあった跡があるみょん。逃がしたみょん。」 「わかるよー。」 「しょうがないからちぇんを痛めつけて終わりにするみょん。」 「わがらにゃいよぉぉおおおおお!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みょん達は、一応手加減という物を分かっているゆっくりだったようで、 ちぇんは両耳と尻尾を切断され、ボロ雑巾にされながらも、何とか生き延びていた。 「わからないよー・・・。」 「あら?ちぇん、ゆっくりできてないわね。どうしたの?」 「ありすー。たすけてねー。おうちまでつれていってほしいよー。」 「ゆっくりできてないこをゆっくりさせてあげるのは、とかいはのつとめよ!」 「ありすはゆっくりしてるねー。」 それは、都会派のありすとの出会いであった。 ありすは、怪我と小麦粉の禁断症状により、ろくに動けないちぇんを懸命に支えてくれた。 町でわずかに手に入った食料や水を、惜しげもなくちぇんにむーしゃむーしゃさせる。 禁断症状で幻覚を見るちぇんに優しくすーりすーりしてくれる。 悪夢と悪寒に苦しむちぇんの汗ばんだ額をぺーろぺーろしてくれる。 それは、ちぇんが初めて触れた、母の愛情だった。 「ありすはゆっくりしてるよー。おかーさんみたいだよー。」 「うふふ、とかいはならとうぜんのことよ。」 「ありすー、ありがとうだよー。」 結局ちぇんが完全に回復することはなかった。 小麦粉によって内外に厚みを増した肌は、人間さんの外科手術でもない限り元には戻らない。 思考力・記憶力はゆっくりの水準以下。体力はまだしも残っていたが、やはり全盛期には及ばない。 しかし、ちぇんは初めて味わうぬくもりに満ち足りていた。 そして、ちぇんの怪我が治った夏のある日、激しいすっきりーに息も絶え絶えながら、 ちぇんには可愛い4匹のおちびちゃんが出来た。 長女ちぇん。次女ちぇん。三女ありす。四女ちぇん。 ちぇんは、自分が生まれつき得ることのできなかった温かい家庭が、 手の届く所までやってきたことに、深い、深い感動を味わっていた。 そして、とかいはのあいを与え終えたありすは、その日のうちにちぇんのおうちを去っていった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 季節は夏。今年も猛暑は容赦なく、多くのゆっくり達を永遠にゆっくりさせていた。 ちぇん一家も例外ではない。 猛暑、水不足、それは全ての町ゆっくりが直面する問題である。 「おちびちゃんたちー。いっしょにおみずをさがしにいこうねー。」 「「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」」 「ゆーん。かわいいおちびちゃんだよー。おかあさんはがんばるよー。」 「おきゃーしゃん、はやくごーきゅごーきゅしちゃいよー。」 ちょっとわがまま長女ちぇん。 「おにぇーしゃんはゆっくちがまんしちぇよー。」 優等生な次女ちぇん。 「ときゃいはなありしゅがおみじゅしゃんをみちゅけるよ!」 自信家で勝気の三女ありす。 「・・・わきゃるよー。」 やや反応が鈍いが、物分かりの良い四女ちぇん。 みんな、みんな、都会派なありすが授けてくれた、可愛いちぇんのおちびちゃんたち。 ちぇんは、はやくごーくごーくさせてあげて、ゆっくりしたおちびちゃんの表情を堪能したかった。 「「「「しゅーり、しゅーり、ちあわちぇー。」」」」 「ゆーん。おちびちゃん、おみずさんをさがしにいくよー。」 「「「「えい、えい、ゆー!」」」」 「ゆふーん。こっちにおみずさんのにおいがするんだねー。わかるよー。」 「「「わきゃるよー」」」 「わきゃるわー」 ちぇん達が水の匂いを頼りにたどり着いたのは、町中の小さな広場、そこにある公衆便所だった。 広場の入口で、れいむ一家とすれ違う。 れいむ達は、あまりゆっくりしていない感じの目つきで、ちぇん達をちらりと見て、そのまま広場を後にした。 「おみずさんがちかくにあるのにゆっくりしてないれいむだよー。」 「「「「ゆっくち!ゆっくち!」」」」 公衆便所の中。 「おちびちゃんたちもおみずさんをさがしてねー。」 「おきゃーしゃん、あそこでおみずさんがたれてるよー。わかるにぇー。」 「でかしたよー。でもちょっとたかすぎるねー。 おちびちゃんたちはおかーさんのあたまにのってねー。じゃんぷするよー。」 ちぇんは子供を乗せて洗面台へとジャンプする。 誰かが使った直後なのだろう。水が蛇口からわずかにたれていた。 「「「「ぺーりょ、ぺーりょ。ふまんぞくー。」」」」 「おみずさんをもっとだしてねー。わかるー。」 蛇口は無言。 「なんときゃいっちぇね!とかいはじゃないわ!」 そういって、勝ち気の三女ありすは蛇口に体当たりした。 ぐさりっ・・・。 「ぴゃぁぁぁああああああ!!!いじゃぁぁぁぃぃいいいい!!!」 三女ありすの体は、モナカに鉛筆を刺したかのように、簡単に蛇口に突き刺さった。 その痛々しい光景を見て、ちぇんは我を忘れて叫ぶ。 「なにやってるのー!やめてねー!おちびちゃんをはなしてねー!」 自分の命よりも大事なおちびちゃんを守るため、ちぇんは蛇口に噛みついた。 きゅるんっ!ジャァァァァーーー 「ぶぴゅうっっ・・ブシャッッ!ガボッガボッ!!!」 蛇口はちぇん自らの手で、全開となった。 三女ありすを突き刺した蛇口の先端から噴き出した水は、ありすの体を内側からバラバラに粉砕しながら、 さらに、洗面台の中で水滴をなめていた、少々鈍い四女ちぇんに降り注いだ。 「・・・ゆびぃぃぃいいいい!!!わがらにゃ・・・・・ガボォォ。」 ? おちびちゃんたち、どうしたの?そんなに餡子を出しちゃったらゆっくり出来なく・・・ 「おぢびじゃぁぁぁぁあああん!!!わがらにゃいよぉぉおお!!!」 「「ゆあーん。わからにゃいよー。」」 ちぇんは、自分の命以上の、ゆっくりした宝物、おちびちゃん達の半分を失った。 「ゆん、ゆん。おちびちゃんたち。ゆっくりしていってねー。」 「おきゃーしゃん。こんなゆっくちしてないおみずさんのめにゃいよー。わかるー?」 おちびちゃん達は、さすがに野良ゆ、切り替えが早かった。 自分たちは生きている以上ゆっくりする努力をやめるわけにはいかない。 ちぇんも、身を引き裂かれる悲しみの中で、歯を食いしばりながら、これ以上泣くのを耐える。 今生きている二匹のおちびちゃんは、ゆっくりさせてあげよう、 それが、たった今溶けて流れていった二匹のおちびちゃんへの供養と思うしかない。 ともあれ、蛇口から猛烈な勢いで噴き出す水など、とても飲めたものではない。 他に水場を探さなければ。 「おきゃーしゃん!こっちにおみずさんがあったよー。」 そこは洋式便器。 ちぇんが背伸びして中をのぞくと、確かに水がたまっている。 「よかったねー。おりてごーくごーくしてねー。」 「「やっちゃー!」」 ちぇんの体をはしご代わりに、便器の上まで駆け上がるおちびちゃんたち。 そこからそろーりそろーりと水面まで下りて行き、二匹は存分にごーくごーくした。 「おきゃーしゃん・・・。」 「どうしたのー。おちびちゃん。」 「でれにゃいよー・・・。」 「?」 「すべってあがれにゃいんだよー!おきゃーしゃんたすけてねー!」 「・・・おちびちゃんたちー!いまたすけ「やべえ!もれるっもれる!」ゆ!?」 「なんだこいつらっ!便器にはいってんじゃねえ、はやくでろ!こちとら緊急事態なんだよ!」 入ってきたのは人間さん。 普段だったら、声をかけるのも怖い相手だ。しかし、今はそれどころではない。 人間さんなら、おちびちゃんたちを助けてあげることができるよ! 「かわいいおちびちゃんたちがゆっくりでてこれなくなったんだよー。たすけ「もういい!勝手に入っとけ!こっちも勝手にさせてもらう!」ゆゆっ?」 ?何をするの? ブ(記述に耐えない音) ?なんなの、このおと? 「「ゆびゃーーーーー!くしゃいーーー!!ゆっくちできないよーーー!!!」」 !?なにするの、ちぇんのおちびちゃん、ちぇんのかわいい宝物達に!!! 「おにーさん、なにしてるのー!?おちびちゃんたちにへんなこ「うわっ、紙無え!しょうがねえなあ。おいちぇん。帽子よこせ。」ゆゆゆっ?」 !!?おちびちゃん?おぼうし?おちびちゃん!!? 「ごーしごーし、しあわせー。それじゃー流しまーす。流れるかなこれ。」じゃぁぁぁぁぁぁぁ・・・ 「ゆぴいいいぃぃぃぃぃぃぃ・・・」 「・・・おにーさん。ちぇんのかわいいおちびちゃんたちは?ちぇんのおぼうしは?」 「流した。じゃあな。」バタンッ 「・・・おちびちゃん・・・わからないよぉ。」 「・・・おちびちゃん・・・ゆっくり、おちびちゃん・・・」 ちぇんは、おちびちゃん達の声も、水の流れる音も聞こえなくなった、静寂に包まれた便所の中で、 うわごとのように、自分の宝物に語りかけ続ける。 時折、便器の内側をのぞきこむが、当然そこには水面以外何もない。 便器の周りを回り、裏側をのぞき込み、おちびちゃんの姿を求め続ける。 そしてどれくらい経ったか、外が暗くなり始めたころ、 便器の方から声が聞こえてきた。 「・・・おきゃーしゃん・・・」 「・・・・しゅーりしゅーりちてにぇ・・」 「・・とっちぇもときゃいはにぇ・・・」 「・・・・・・わきゃるよー・・・」 「おちびちゃんたち・・・すーり、すーり。・・・しあわせー。」 その晩。ちぇんは、ずっとその洋式便器にすーりすーりし続けた。 自分の頬を押し返す、柔らかな感触を、確かに感じながら・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 季節は秋を迎えた。 ちぇんは、今もあの小さな広場に住んでいる。 食事集めもそこそこに、たとえ雨の日でも毎日必ず公衆便所のあの便器を訪ねる。 かわいい彼女のおちびちゃん達が、すーりすーりしてほしいと、語りかけてくるからだ。 そして、ある台風の日、彼女に出会った。 「ありす?」 「・・・・・・。」 買い物袋をかぶって、公衆便所から出てきたところで、一匹のありすに出会った。 当然だが、ちぇんにおちびちゃんをくれた、あのありすではない。 ありすは、左顔面全体が雨でふやけて、目玉がこぼれおち、 激しく動いた結果であろうが、頬は大きく引き裂けてしまっていた。 カスタードも大量に漏れ出ており、気を失っている。 カチューシャもどこかへ流れて行ってしまったようだ。 このまま放っておけば、すぐにでも永遠にゆっくりすることだろう。 「ありすー。ゆっくりしてよー。」 「・・・・・・。」 ちぇんは思う。 自分もかつて、あの都会派なありすに助けてもらった。 そのときはじめて、ゆっくりと言うものを感じることができたのだ。 ちぇんは、ありすにかつての自分を重ね、 ありすをゆっくりさせることが、自分のゆっくりであると信じた。 「ありすー。おきてねー。」 「・・・おちびちゃん・・・。」 「ありすー。きずはへいきー?ちゃんとふさいだけど、だいじょうぶー。」 「・・・おちびちゃんが・・・」 「ありすー。ゆっくりしてよー。」 ちぇんは、何も聞かなかった。 ありすの表情を、言葉を聞けば何となく事情は分かる。 ありすとちぇんは、台風が過ぎ去りすっかり晴れた広場の、その隅にある公衆便所の方を眺めていた。 その視線は、公衆便所を見ているようでも、その向こうにある何かを見ているようでもある。 どれくらい経ったか、ありすが口を開いた。 「ちぇん・・・ありすはこのひろばにいたくないわ・・・」 「・・・・・・わかったよー。ひとりじゃいけないねー。ちぇんもいっしょにいくよー。」 そうありすに言った時、ちぇんはふと、これまでずっと寄り添っていたおちびちゃん達が、どこにもいないことに気づいた。 しばらくして、おちびちゃんたちが永遠にゆっくりしてしまったことを思い出し、ちぇんの瞳には自然と涙がこぼれた。 その姿を見たありすも、またぽろぽろと涙をこぼし始める。 周囲からは奇異に見えただろう。 飾りを失ったちぇんと、飾りと顔の半分を失ったありすが、どこを見るでもなく、声を上げるでもなく、 静かに涙をこぼし続ける姿は。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 季節は巡る。 ちぇんとありすは、雪の降り積もる季節を迎えながらも、 寄り添うようにして生きていた。 とはいえ、飾りと運動能力の大半を失った二匹が、 たやすく生き続けることが出来るほどには、優しい世界ではない。 彼女たちは、歩道の隅に生えるわずかな雑草などを食べながら、緩やかに命を消費していった。 空を見上げると、人間さんが飾り付けたであろう木々が、 キラキラと光り輝いている。 町には赤白の服を着たおにーさんや、あまあまの入った箱を買って帰る人間さんで一杯だった。 町は、間もなくクリスマスを迎えようとしていた。 「ごはんさんないねー。」 「きっと、もうすぐみつかるわ・・・。」 「さむいねー。」 「そうね・・・。でも、こうするとすこしゆっくりできるわ。」 二匹はさらに寄り添い、互いの温もりを感じあう。 赤ちゃんはいない。 二匹は出会ってから、互いを必要とし合い、徐々に惹かれあいながらも、 結局一度もすっきりーすることはなかった。 どちらも、あの新しい命の温もりを知っていながら・・・ どのくらい歩いただろうか。 すっかり日が暮れ、あたりが街灯に照らされ始めるころ、 歩道に立つ彼女たちの目に、ファミリーレストランから洩れる光が映った。 レストランの中には、人間さんのカップルが座るテーブル上に、 彼らの飼いゆっくりであろう、ちぇんとありすが微笑んでいた。 透明な壁さんの内側は、光に包まれとても温かそう。 光に包まれたちぇんとありすは、つやつやの白い肌の張りもよく、 その頭にある飾りは、それ自体が光を放っているかのように輝いていた。 ちぇんとありすは、ゆっくり用のふわふわワタ入りコートを着せられて、なんだか迷惑そう。 その温かい恰好をしながら食べているのは、色とりどりのシャーベットだ。 そんな二匹の間にいるのは、元気一杯にお菓子をほおばる赤ちぇんと赤ありす。 人間さん達は、そんな彼女たちのゆっくりした頭をなでては優しく微笑んでいる。 赤ゆっくり達は、撫でられるたびにむずがりながらも、すーりすーりして返す。 「あったかいわ・・・。」 「わかるよ・・・。」 ちぇんとありすは、歩道の真ん中で、じっとその姿を見ていた。 その瞳には、羨ましいという感情も、妬ましいという感情も浮かんでいない。 「ちぇんとありすなんだねー・・・。」 「ありすたち・・・、ゆっくりしてるわね・・・。」 ただ、彼女たちは、窓の向こうに見えるちぇんとありすに、自分たちの幸福なゆん生を見ていた。 「ちぇん・・・ありすたちって、とってもとかいはね・・・。」 「ちぇんとありすは、ゆっくりいちしあわせーなんだねー・・・。わかるよ・・・。」 しばらくその、幸福な自分たちを見つめていたありすは、 ちぇんに寄り添うと、そっと静かに、一つだけになった瞳を閉じた。 それを横目に見ながら、ちぇんも、ゆん生最高のゆっくりの中で、瞳を閉じる。 雪は、その夜、いつまでも降り続け、ゆっくりした笑顔で寄り添う二匹の上に、優しく積もっていった。 正直言うと、第一作の『真夏は―』から構想は出来てはいたSSなんですが、 私らしくもなく、少々重い内容なので自重していました。 せっかくなのでさらっと書きあげましたが、どんなもんでしょ。 つい先日書いた『お姉さんの―』が素晴らしい飼い主に出会ったゆっくりまりさの話だったので、 いい感じで中和できるのでは、とか思ってるんですが。 それにしてもSS書いて思うのは、予想外の展開って、考えるの大変な割に面白くならないということ。 でも、定番の展開も面白くならないんですよねー。 誰か面白い展開を考えてはもらえんでしょうか。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記 春-2-3. 本作品 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業 夏-2. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る リア充、妬ましいねー。わかるよー。(パルパル -- 2014-08-03 22 28 33 細かいな、これ漫画になったらかなり面白いだろうな、サブストーリーいっぱいで追っていくのが大変かもしれないが なんか、可哀想な結末でありながらもなぜかゆっくりできている自分が居る -- 2012-12-15 17 28 15 これは……"ゆっくりいじめ"じゃなくて"お兄さんいじめ"よ! -- 2012-11-27 22 32 59 真夏はゆっくりできるねの前か・・ 飾りを失っても愛するのってすごい -- 2011-12-06 20 41 51 なんか、赤ずきんを彷彿とさせるような、嫌われ松子の一生を彷彿とさせるような・・・寂寥感があるね -- 2011-09-01 01 00 29 泣いたwゆっくりごときにw -- 2011-01-19 07 14 30 なんかもの悲しいな・・・ -- 2010-11-17 22 37 05 つまり、レストランの客の視界でゴミが鎮座しているのか。かなり嫌な光景だな -- 2010-10-25 17 40 12 やや反応が鈍いが、物分かりの良い四女ちぇん。 愚鈍に見えて賢い末っ子なんて言う生存フラグが真っ先に洗い流されるのが衝撃でした -- 2010-10-16 16 59 19 とってもゆっくりできたよ!!! いじめSSもいいがこういうのももっと増えて欲しい -- 2010-07-06 16 07 50 ちぇん…ありす…うぅ -- 2010-06-16 04 56 01
https://w.atwiki.jp/gakko_inasa/pages/15.html
学校安全調査 を行います。 全職員・全校・全地域で、 いじめ防止プログラムに取り組みます。 泥臭くも、真・善・美を求めます。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/707.html
ある夜、里の家々から現れ、足音も幽かに何処かへと歩き出す黒い影。 影は少しずつ増え、あるいは、家なき影もいる――つまり、虐待お兄さんと呼ばれる彼らと 同じ気質を持つ幽霊や妖怪達だ。 時に非常識とも思える行動を取る”お兄さん”は、実は人間ではないことが多い。 または、その趣味に身を焦がすあまり人を超えてしまうということもある。 どちらにしても変わらない。彼らの行為そのものが代名詞なのだから…… 彼らすべてをひっくるめて、人は呼ぶ。『虐待お兄さん』と。 彼らはお互いを夜闇の中で確認し頷きあう。 そして、里のはずれにある巨大な地下室へと向かって静かに歩を進める。 ライブ やがて全ての人々を収容したコンサートホールはむっとする熱気に包まれる。 人々の注視の先にあるステージにはギター、ドラムセットその他の楽器、音響設備があり、 そして目の粗い金網が張られている。 誰も何も言わない。 立ち起こる水を打ったような静寂。咳払いすらも起こらない真空状態。 その緊張を破るように、人影が金網の向こうに現れる。 数人からなる楽士隊と、一匹のれみりゃ――このコンサートの歌姫――だ。 れみりゃの手にはマイクが握られている。出所は不明だが(それを言うなら、この施設の存在そのものが胡散臭い)、 きちんと機能するしろものだ。 沈黙を切り裂いて、マイクのガチャガチャ音。続いてれみりゃの吐息が増幅されたボエーという響き。 そして第一声が発せられる。 「うっう〜♪おにーざんたぢぃ〜♪きょうはれみりゃのこんさーとにきてくれてありがどうだっどぉ〜!」 その瞬間、ホールが動鳴する。 「うおお〜〜!!」 「おぜうさまーー!!」 「れみ☆りゃ☆うーーーーー!!」 人々が足を踏み鳴らしはじめる。 最初こそばらけているその振動は、たちまちのうちに収斂し、たった一つのリズムとなってホールを揺るがす。 「「「セイ!セイ!セイ!セイ!」」」 そのリズムは、歌え歌えとせきたてる。 踊れ踊れと囃したてる。 「うーみんなまちきれないんだっどぉ〜?しょうがないどぉ☆ それじゃあさっそくぅ、いっくどぉ〜☆」 れみりゃがやわらかい腕を振り上げた。 シンバルのワン・ツーから走り出すドラムに待ちかねたようにかぶさるギターと、音の奔流を支えるベースギター。 その調和の只中に、 「おっぜうさまはぁ〜、とってもえっらいんだっどぉ〜。 こーまかんのぉおぜうさっまなんだどぉ〜♪うー♪」 重石を投げ入れるような歌声。しかし音楽は巧妙に歌声をかいくぐり進行を維持してゆく。 人々は二拍子を刻む一つの機械となり、握り拳を繰り返し高い天井へと差し上げる。 「ぷっでぃんおいちいどぉ〜♪あまあまだいすきだ・っ・ど・ぉ〜♪」 れみりゃの振り付けにあわせてPPPHも抜かりなく。 「こうまかんのおぜうさま〜、れみりゃおぜうさま〜♪うー!」 「みんなありがとうだっどぉ〜♪つぎのきょくはぁ、おぜうさまのこーまかんのおうたなんだどぉ〜☆」 再び大歓声。 「おうえんよろしくだっどぉ〜♪うー♪いぇい♪」 ヒューヒュ−と口笛も飛ぶ。 「おっぜうさまはぁ〜、とってもえっらいんだっどぉ〜……」 前の曲と歌詞は同じである。だがそんなことは些細なことだ。 人々はドラムに灼かれ、ギターのリフに全身を切り裂かれ、ベースの潮流にその身を委ねた―― 「みんなぁ☆おぜうさまのなまえをいってみるんだどぉ?」 「「「れみりゃおぜうさまーーーーー!!!」」」 「んー?きこえないどぉ?」 「「「れ・み・り・ゃ・おぜうさまーーー!!!!!!」」」 「そうだどぉーー!とってもえれがんとでぇ、とってもぷりちーな、 か☆り☆す☆ま☆おぜうさまだっどぉ〜♪うっうー!」 「「「うっうーーーーー!!!」」」 数時間の熱狂の後、無事にコンサートは終了した。 「「「れ・み・りゃ!れ・み・りゃ!」」」 「「「れ・み・りゃ!れ・み・りゃ!」」」 大喝采の中を手を振りながら退場してゆくれみりゃ。お辞儀をし、一人ずつ去ってゆく楽隊。 眩しい照明と音響のハウリングが止み、一繋がりだった聴衆たちはその熱を心に宿したまま個人へと立ち戻る。 雑談するものもあれば、独りでコンサートの余韻を噛み締めるものもいる。 人々は疲れ果て、しかしその表情は明るくホールを退場してゆく。 * * * * 男は家路を急ぐ。 体は鉛のように重いが、足だけはひとりでに前へと進んでいく。 つい先ほどのライブを思い返している。 辺り中から降る音。尻を振るれみりゃ。体を貫く振動。 手を胸の前に持ち上げぶりっこのポーズのれみりゃ。 れみりゃの声音。へたくそなダンス。にこやかな表情。 「れみりゃ……れみりゃ……れみりゃ……」 足取りが軽くなる。 ざっ。ざっ。ざっ。 れみりゃ。れみりゃ。れみりゃ。 ざっざっざっ れみりゃれみりゃれみりゃれみりゃれみりゃれみりゃれみりゃれみりゃれみりゃ 「うっおおおおおおおおああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」 疾走する。 空はすでに白み始めている。 疾走する。 やがてすぐに自分の家が見えてくる。 家の外に誰かがいる。 「う〜?おにーざーん?よるなのにどこにいってたんだどぉ〜?」 れみりゃだ。夜間に起き出して、飼い主の不在に気づいたのだろう。男は駆ける。 手を振るれみりゃがあっというまに近づく。れみりゃもまた、万歳のポーズでよたよたと歩み寄る。 「おなかすいたっどぉ〜。おぜうさまはぷっでぃんたべた」 「おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」 激しい加速からのラリアットがれみりゃのふとましい顎を刈り取り、 れみりゃは慣性の法則にしたがって男の家の玄関を、襖を、居間を、寝室を、仏壇をなぎ倒し、 壁をも貫通するとさらに彼方へと吹き飛んでいった。 男は、登り行く太陽に握りこぶしを振りかざす。ちょうどあのライブの時にしたように。 「んっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!すっっっきりーーーーー!!!!!!!!」 * * * * 人々は鬱憤に飢えていた。 いまや人々は、ゆっくりがしばしば為す”悪さ”にかこつけて、または特に理由がなくとも鬱憤を晴らせる。 人々にはストレスが必要だったのだ。 「う〜う〜♪おぜうさまのびせいはせがいいぢだどぉ〜♪」 「うふふ、本当ね」 「だんすもばっちり☆きまったどぉ♪」 「そうね、とっても上手だったわ」 主催のスタッフはれみりゃをぎゅっと抱きしめる。 「うー!いっしょおけんめいおしごとしたからぁ、おなかすいちゃったどぉ〜。ぷっでぃん〜」 「今持ってきてあげるわね」 これは、ただ拾われただけのれみりゃである。 拾われた基準は「一番長生きしそうだから」ただそれだけ。 ただコンサートに使うため、おだてて褒めて、何不自由ない生活をさせている。 客にもこのことはちゃんと教えてある。 <・れみりゃちゃんは毎日美味しいものを食べておうたを練習しています。 ・おぜうさまはぁ、あいどるなんだっどぉ〜!ぷっでぃんたべたいどぉ〜!> そのことが、客達の心をより激しく揺さぶるだろうから。 能天気で放埓な、幸運の寵児。 人々は、ライブで自制心の縁ぎりぎりまで溜めた”歌姫”れみりゃへの苛立ちを、家に帰って存分に発散するだろう。 それこそがこのライブの目的なのだ。 スタッフは冷暗所に保存したぷっでぃんをれみりゃのために取り出す。 そのぷっでぃんはあたたかいお日様の匂いがした。 「(うう、私も早く帰ってうちのれみりゃいじめたいわぁ……)」 END ■ □ ■ □ 夏といえばライブですよね!ライブ行きたい 十京院 典明 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2010.html
※使い古されたテンプレを用いています。 「ゆっくりしていってね!」 家に帰ると下膨れの生首がいた。黒い帽子をかぶり、金色の髪をした全長が三十センチほどのそれは跳ねながら私の方 へと寄ってきた。生首が跳ねながら寄ってくるのは出来の悪いホラー映画のようで、滑稽でもあり恐ろしくもあった。 「おにいさんはゆっくりできるひと?まりさはおなかがすいたよ。ゆっくりごはんをよういしてね!」 生首が何かを言っていたが、私はドアを閉めてその場を立ち去った。 「そりゃゆっくりだな。間違いない。」 友人は私が持参した安い酒を注ぎながら自信ありげに言った。あの後私は謎の生命体がいる部屋に入る気になれず に友人宅を訪れた。 「知っているのかい。」 「今の時代にまだ知らない奴がいる方が驚きだ。新聞でもゆっくりの被害について散々取り上げている。ほら。」 渡された新聞には確かに生首らしき生き物の写真が載っていた。悪夢は現実だということに戸惑う私をあざ笑うかのよう に彼は続けた。 「ゆっくりというのはなぜか生きている饅頭だ。見た目は人の生首だが中身は餡子が詰まっていて、 人間の言葉を話す。時々食料や住処を求めて人里に出没するそうだ。新聞も読んでいないようだし、 お前もゆっくり対策をしていないんだろう。」 「どうすればいいと思う。」 「普通の人なら踏み潰して黙らせてからゴミに出すな。」 あっけらかんと友人は言った。確かにセイブツではなくナマモノであるならばそれは正しい判断だろう。説明が本当である ならば外から入ってきたそれらは落ちた饅頭に等しい。食べようと思えば食べれるだろうが、無理して食べるほどのものでも ない。でもあれを踏み潰すとなると気が引ける。口をふさいでもゴミ捨て場で暴れられては困る。殺すのは別にかまわない が衛生的で安全なゴミへの出し方はないだろうか。 私の考えがゆっくりの殺害方法へシフトしていったとき、再び友人が喋り出した。 「そういえばゆっくり処理機でもう使わないのがあったな。お前にやるよ。」 友人は手にしたお猪口に酒を注いだ。口元が邪悪に歪んでいる。おそらく、笑っているのだろう。正直、彼の こんな表情を見たのは初めてだった。 「………サンキュ。持つべきものは友達だな。」 友人からゆっくり処理機を受け取った後、家路をたどりながら思った。あれはお猪口ではなく口を針金で固定された ゆっくりだったと。今頃あれはアルコールで混濁した意識の中彼に何をされているのだろうか。 家の戸を開ける。 「ここはまりさのおうちだよ!しらないおにいさんはゆっくりでていってね!」 やはり夢ではなかった。部屋の中には生首の饅頭がいた。最初は不気味に思えた生首も今となっては処分に手間の かかるゴミとしか思えない。 「ここでゆっくりするならたべるものをもってきてね!まりさはかんだいだけどゆっくりしてたらおこるよ!」 無視して部屋の中を調べる。本棚から本がこぼれていたりゴミ箱が倒されたりしていたので、片づけておく。 「おそうじしてくれているんだね。でもはやくたべるものをもってきてね!そうしたらまりさのめしつかいにしてあげるよ! こうえいにおもってね!」 元々物が少ないせいかゆっくりの被害はあまりなかった。ゆっくりの届くところには缶詰しかなかったため、食料も 無事だった。窓から逃がしてもよかったが、他の人に迷惑をかけたらいい気分はしないのでここで処分することにする。 友人からもらったゆっくり処理機は透明な箱だった。ただし、上の面だけは鉄でできており、ハンドルの付いたネジが 飛び出している。使い方は一目見て理解した。 ゆっくりを捕まえて箱の中に入れる。 「ゆ?せまいよ!ここじゃゆっくりできないよ!はやくだしてね!」 ゆっくりがわめく。五月蠅い。私はハンドルを回していく。天板がゆっくりと降りてくる。 「はやくだしてっていってるでしょ?わかんないの?ばかなの?」 まだ自分の立場が分かっていない。はやる気持ちを抑えながらゆっくりとハンドルを回す。 「ゆっ?おかしいよ?てんじょうがおちてくるよ!ゆっくりさせてね!ここからだしてね!」 やっと気づいたようだ。大丈夫、すぐに殺したりはしないよ。そこで好きなだけゆっくりさせてあげるよ。死ぬまで。 心臓の鼓動が高ぶり、熱い血が体中を巡っていることが分かる。 「ゆぐーっ!ゆぐーっ!」 体を膨らませて必死で抵抗している。どれだけ膨らんでも押し返せるわけないのに。ああ、なんて可愛いんだ。 「うううぅぅぐるじいいいいぃぃだずげでぇぇ」 だんだんとゆっくりの形が歪んでいく。箱を倒して表情を見る。ゆっくりは涙を流しながら助けを求めるような眼をしていた。 ところどころ皮が裂けて、中身の餡子が見えている。そんな眼で見るなよ。もっと苦しめたくなっちゃうだろ。 「いばならゆぐじであげるよ………ゆっぐじだずげでね………」 この状況で助かると思っているんだ。あっけなくちゃつまらないからね。ゆっくり、ゆっくりといじめてあげるよ。 私はゆっくりを放置して戸棚へ向かうと、マッチを手に戻ってきた。 「ぐひゅー………ぐひゅー………」 もはや息も絶え絶えといったところだ。私は火をつけたマッチをゆっくりを潰している鉄板の上に落した。 「ぐぎいいいぃぃぃぃぃぃ」 ゆっくりの絶叫が響く。まだまだ元気いっぱいだね。ゆっくりしていってね。 「ぐぐぐ………げぶっ………ごぼっ…どぼじで…ごんな………」 餡子を吐き尽してゆっくりは動かなくなった。そろそろ夜が明けようとしていた。当初の目的を忘れ一晩中ゆっくりの相手 をしていたようだ。 「どうしてこんなことするかって?」 私はゴミになったゆっくりに向かって言った。 「予想以上に君が可愛らしすぎたんだ。」 朝の陽射しの中、私は友人の笑みの意味が分かった気がした。 終 後書き 「万能お兄さん」の人に憧れて書いてみた。 SS書くのって難しいと痛感した。 お目汚し失礼いたしました。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/90909/pages/297.html
トップページ>日本>大津カントリークラブ 大きな地図で見る